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【これで安心】森崎が幻想入り 11話目【ポスト神】


[993]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/05/29(土) 19:43:12 ID:???
七花が六花の外見を好ましく思っているのは確かだった。
だが、そんな上辺を超越して彼女が六花に対して抱いている感情は、ある種の一体感であった。
彼女と一緒なら何でもできる。いや、そもそも彼女は自分の半身なのではないかと、そんな錯覚すら抱くほどだ。

七花「ね、六花ちゃん。私も一緒に湯船に浸かっていい?」

六花「……狭いでございますよ」

七花「大丈夫! 人間用のお風呂だし、元々私たちには大きいくらいでしょ」

体を洗い終えた七花は蛇口をきゅっとひねってシャワーを止めると、そろそろと先客の居る湯船へと近付く。

六花「ん……」

六花もあえて制止しようとはしなかったが、
やはり気恥ずかしいのか後ろを向き、自然と二人は膝を抱えて背中を合わせるような形になる。

ちゃぷり、と僅かに水面が波打つ音。
体を包む湯とお互いの背中の温かさを感じながら、ふたりはしばしの沈黙に身を委ねる。

その沈黙を先に破ったのは、やはり七花だった。

七花「ねぇ、六花ちゃん。何であの時私にボールをくれたの?
   別に私じゃなくても、六花ちゃんなら鈴仙様や美鈴にも出せたはずだよね」



0ch BBS 2007-01-24