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【天才の】キャプテン霧雨46【邂逅】


[869]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/04/05(月) 22:10:43 ID:???
指示を出され、それに答える2人。
複雑そうな表情でパスカルはそれを見つめていた。気付いたバルバス(普通の装いのまま)が薄く笑う。

バルバス「不服かね?2人ものマークは」

パスカル「いえ……(フランスから見て)左サイドの中盤があまりにもスッカラカンというか…」

バルバス「うむ。スッカラカンだ。実質中盤の守備はないものと考えて構わん。
       しかしだ、実力のあるストライカーを1人完全に抑えておけば……
       得点されない、とは言わないまでも一体誰がフランスチームで得点源足りうるのか?
       その情報は手に入る。それでいい。我々が負けてはならんのは、この試合ではないのだからな」

パスカル「わかりました……出てこなかった場合はどうします?」

バルバス「その場合は存分にやりたまえ。マークは追々私が指示しよう」

ディアス「ま、この試合に出てこないようなヘタレだったらそもそも気にする必要はないってことじゃん。
      俺はそうは思わないけどな。
      ……そういや監督。俺には何か特別な作戦を授けるとか言ってませんでした?」

バルバス「ああ。そうだったな。なに、対したことではない。
      いつものように好き勝手に暴れて来い。天才ディアスの恐ろしさを連中に刻み付けてくるといい。
      しかし…唯一つだけ、お前にとある行動を禁止してもらうことにしよう」

ボソボソ……

ディアス「ええッ!?そんなの必要なんですかァ!?」

バルバス「さぁな。ムダであるようなら、後半からは解禁も考えておく。
      ……この試合は相手にどこまで実力を引き出させるかが鍵となる。もちろん、だからと言って安易に負けることは許さん。
      さぁ、行って来い!」


0ch BBS 2007-01-24