【宿敵】小田Ｊｒ．の野望１１【天敵】

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【宿敵】小田Ｊｒ．の野望１１【天敵】

[882]小田ジュニアの野望：2010/04/18(日) 17:22:54 ID:9hEkcSm+
一方、押しているにも関わらずあまり表情の明るくない南葛ＳＣグラウンド。先ほどのシュートの
影響なのだろう、松本は氷水でその利き足を冷やしている。

瀬名（…予想以上のキーパーね。私の見立てでは山森君と互角ってところかしら。松本君なら
ぬけると思ったんだけどなぁ…）

予想外のことに困った顔をする今川瀬名。眉毛が垂れ下がったその姿はいつもよりチャーミングである。

瀬名「よし。それじゃ後半は長野君と松本君のいちをかえるわね。城島君は私達の調べよりも
シュート耐性があることはわかったけど、一対一に持ち込めばその力もはんげんされるはず。
それに、アレだけのキーパー技を連発して体力が持つとも思えないから浦辺君は今までどおり
がんがんシュートを狙ってちょうだい。そして松本君」

一旦口を閉ざす瀬名。注目はいやおうなく足を冷やしている松本に集まる。

松本「大丈夫です！今までの練習で２発までなら何とかいけます。アレはミドルレンジでも十分通用する
技やからやらせてください！」

きっぱり言い放つ松本。

瀬名「………無理だけはしないでね？」

松本「はい！」

こうして選手を守るべき監督としては失格といわざるを得ない…しかし、少年達からは強力な
信頼感を得るのだった。

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0ch BBS 2007-01-24