【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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[128]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/03(土) 21:53:17 ID:???

さとりの口から、自身と妹の能力を説明されて……纏めると。
地霊殿の主人である古明地さとりは本職はGKで、他にも相手の心を読んでのパスやパスカットも得意。
だが、体格面や膂力の欠乏からか、せりあいに弱く、読み違えはなくともパワー負けの失点事故が起こり得る。
もう一つのネックは、一度シュートされるまで必殺セービングは使えず、失点の可能性が大きい事。

妹の古明地こいしは、能力的には攻守とも優秀。松山と同じで中盤での守備が得意ということだが……。
試合中は指示が出せず、不規則で読めない部分があるので、姉と同じく安定感に欠けるところが気になった。

さとり「私達の能力は解りましたね？さて次の質問ですが、鬼との試合に関して……」
こいし「あーそうそう。鬼さん達と試合するなら私が一緒の方がいいよ。
　　　　だって……ねぇ。お姉ちゃんたら、前に背が高い方の鬼に、ダブルハットトリック！かまされたもんねー」
松山「な、なんだって！？ ……そうなのか？」

実の妹の、まったく躊躇わぬ自分の過去の恥部のストレート告白に、最初さとりは目が点状態になり石化した。
立ち直るまで数秒を要して、認めながらも毅然として対応する。

さとり「み……認めたくないですが、こいしの言ったとおり……事実です。
　　　　ですが、当時とは状況が違いますよ。今の勇儀さんには、これまでになかった"記憶"が存在するもの。
　　　　勇儀さんもそれを解ってるからこそ、私と話すのを避けたんですから」
松山「(何かさとりさん自信ありげだな……だけど一試合6点もの大量失点を許したのか……それってザルじゃ)」
さとり「！！！？？？　(ざ、ザルですって？私がザル……地霊殿の主がザルキーパーと……)」

顔にすら出てる懸念が、さとりに伝わらない筈もなく……。
ザルと呼称されるのは甚だ不本意であると、さとりはクールな素振りが嘘のように顔を強張らせワナワナと震えた。

さとり「も、もう一度言いますが。今度はそう好きにはさせませんとも。前回の借りを返す良いチャンスです！」
こいし「恥の上塗りになるんじゃない？この前は断ったけど、私が出て勇儀さんにボール渡さない作戦が良いよ？」
松山「う～～～ん。(どうする……どちらを選べばいいんだ？)」

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0ch BBS 2007-01-24