【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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[249]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/07(水) 22:17:14 ID:???

Ｃ　さとりに倉庫の道具探しを手伝ってもらう

やはり松山が言うより早く、さとりはひとつ頷いてから、倉庫へと歩き出した。
角を曲がった先の通路の奥突き当たりに、いかにも頑丈そうな扉が見えた。
扉の中央にはそーこ！と落書きがされていて、その上にも、ものおき！と同じ筆跡の文字が。

松山「(何だありゃ……小さな子が自分の物と忘れない為に書き込んでるみたいな)」
さとり「コホコホ……あまり、き、気にしないでください」

少しどもったさとりの声を聞きつつ……
松山は、錆びてるみたいで開錠に梃子摺りながらも、ガチャリと扉を開けた。その後ろで。

さとり「どれだけ整理しても追いつかないんですよ。
　　　　お空とお燐……二人が、光物とか遺留品を運んではここに放り込んで。
　　　　最近ではこいしも、珍しげな物を持ち帰ってきて……今では何があるか私にも把握できてません」

さとりは物憂げに、何かじわりと諦めを噛み締めるみたいな表情で言うと、倉庫内のランプを灯した。

さとり「足元に注意してください。躓かせる何かが転がってても不思議はありませんから」
松山「暗いしな……転倒して箱とかひっくり返さないよう気をつけないとな。役立ちそうな物は……」

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0ch BBS 2007-01-24