【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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[268]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/08(木) 00:40:16 ID:???

さとり「あ、ちょ、これ……っ」

さとりは声に詰まりながらも、慌てた乱暴な手つきで、手近な箱へとそれを押し込む。
不思議がってる松山の心を読み、伝わってないと安心すると、すぐ取り澄ました顔に戻して、松山に質問してきた。

さとり「……何か役立ちそうな物は見つかりましたか？ ……そのロザリオは？」

松山の手のひらの上で、燦然と輝くロザリオに、さとりの目は吸い寄せられた。
これが、光物が積まれた箱の中から見つかったと聞いて。

さとり「それもお空が？ ……すみませんが、貸して見せて頂けませんか？」
松山「ああ、はい。どう……ぞ！？」

応じた松山の手元から、ロザリアが浮き上がり、奇妙な軌道でふわふわと宙を舞う。
すぐしてさとりが、出てらっしゃいと告げると、たおやかな指先でロザリアを弄ぶこいしが予兆なく現れた。
最初からいたかのような自然さで、存在を明かす時にも透明に消える時にも違和感を感じさせない。
空疎な気配に合わぬ、明るく響く闊達な声で、こいしは松山達に話しかけてきた。

こいし「また珍しい物見つけてここ来たんだけどさ～。倉庫で何やってるの？とっくに出発したと思ってたよ。
　　　　(……？お姉ちゃんなんか顔赤くて、口もごもごさせてるし？)」

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0ch BBS 2007-01-24