【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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[282]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/08(木) 22:56:43 ID:???

Ｈ　持久力(ガッツ)増強

松山の望んだ練習内容は、サッカーのみならず全てのアスリートにとり基本中の基本。持久力の増強。
疲れ難くタフな選手はそれだけで重宝される。試合に勝つチームに必要とされる選手は殆どが屈強さを備えている。
だが、こいしは、松山から急に宇宙語を話されたかのように、思いっきり顔をしかめて膨れさせた。

こいし「え～～～？それただ走るだけでしょ？サッカーの練習なんだし他でいいじゃない？」
松山「いいやスタミナは大事だぞ。
　　　中盤で攻撃の芽を摘むのに、試合開始から終了までフルスロットルで走り回れるに越したことはない」
こいし「(そういうのは私のスタイルじゃないんだけどなー)あーいいよやるってば」

不貞腐れた感のある、あんまりやる気を感じさせない声で、それでも一応こいしは頷いてみせた。

さとり「(こいしちゃんの場合、走って思考の時間を奪わなくとも、居場所を覚らせず近寄れるものね……)」
こいし「で、倉庫で何か探してるの？ ……ふーん？灼熱地獄跡のお姉ちゃんのペット対策？
　　　　あ、そいうことなら私にも良い考えあるよ！」
さとり「ッ！(何？この先を言わせてはならない明確な予感は……？)」

姉らしくフォローしようと、タイミングを探ってたさとりは不意に、ある種の戦慄の予感に襲われた。
こいしはさとりの脇を擦り抜けて、先刻さとりが何か押し込んだ箱の中から何か探して漁りはじめる。

こいし「ん！あった。これこれちょっと見て～！」
松山「え？それは……(女物のソックス、だよなどう見ても。一体何の役に立つんだ？)」

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0ch BBS 2007-01-24