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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】


[299]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/09(金) 21:20:21 ID:???

>>298
乙感謝です。


灼熱地獄跡・第一日目 →  2
2→放し飼いのひくいどりが襲ってきた!


さとり曰く、このルートでは火車が怨霊を管理してる階層より、更に下の灼熱地獄へ直接出るという。
シャンハイに支えられ、そんな灼熱地獄の上空を行く松山は、一時間後には息も絶え絶えとなっていた。

松山「(あづい……しぬいやこれ冗談ぬきでほんとやば……い……)」
さとり「(やっぱり厳しいみたいですね……ですがこの熱さはいつにも増して……?)」

松山は雪国出身でありながら、夏の猛暑で行われる大会でも弱音一つ吐かなかった。
だが下を見れば、見た限りでは際限なく炎が噴出し荒れ狂う焦土では、さすがの根性も焼け焦げつつあった。
火砕流や燃料気化爆弾など、あらん限りの高熱と結びつくイメージが、ぐったり煤けた松山の脳裏に連続して浮かぶ。
法衣やルビーの守護で、どうにか意識も失わずにいるもの、それが精一杯で呻き声しか出せない。

松山「(せ、聖なる水差し……手に入れておけばよかった……)」

ひたすら耐える松山の耳に、怪鳥の鳴き声が聴こえた。
赤色に黄色の羽毛はまるで火焔を纏ってるかのような一羽の鳥。
そこでルビーが一層輝き、熱さが軽減されて、松山は目前に迫る何かを認識できるようになる。

松山「あれ……は……」
さとり「私のペットですね。灼熱地獄に生息してるひくいどりです。真っ直ぐこちらに向かってきますね……」
松山「(……つうか長い間餓えてやっとの獲物に襲い掛かる目つきなんだけど……ここはどうするんだ?)」



0ch BBS 2007-01-24