【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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[29]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/01(木) 00:07:31 ID:???

Ｅ　シャンハイとお喋りしよう

中庭から屋敷へ戻ろうとする松山の背中に、どうやらこいしと一緒に害虫駆除するらしいさとりが話してきた。

さとり「夕食は、部屋にゾンビフェアリーが届けにいきます。
　　　　この地霊殿の住人は、基本的に私とこいし以外はペットだけしかいませんから……。
　　　　こいしもあの通り、気ままな子だから、大勢でテーブルを囲んで食事という機会は少ないんです」

声がちょっと寂しそうだったが、それがさとりと地霊殿の流儀ならと、松山は黙って頷いた。
松山に用意された部屋の、大きめのベッドに背中から倒れこんで、高い天井とシャンデリアを見上げる。
瞼を閉じると、まだ冷めやらぬ勝負の熱に、記憶が呼び戻される。
想起松山に勝利したことの意味は、よくわかっていない。
一つはっきりしてるのは、自分が目指して飛ぶのは、想起松山とは違う新たな地平ということだ。
目を開けると、安否を気遣うように覗き込んでるシャンハイと目が合った。

松山「(そうか……シャンハイ、地霊殿までずっと付き合わせてたけど、爆発に巻き込ませたりと碌な目に遭わせてないな。
　　　夕食は運ばれるらしいし、さとりさんの部屋に行くまでシャンハイと何か話そう)」

前次写

0ch BBS 2007-01-24