【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[318]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/04/10(土) 00:09:03 ID:???

灼熱地獄跡・第一日目　→　 2
2→襲われたりせず奥へ進めた！

移動する松山達に、それからも絡んでくるペットはいなかった。
というより、超高熱と言って過言でない程、より熱く過酷になる灼熱地獄の最奥に近づくペット自体居なかったのだ。
人間の身でここまで踏み込んだ松山からは、次第にさとりが聞いてた心の声、鼓動さえか細くなっていった。
シャンハイが必死に声をかけ呼びかけるが、意識を失う間際な倦怠感のみに支配されてる松山には届いてないらしい。

さとり「(このままだと危険……？けど私でもこれ以上進むのは……一体お空は何をしてるの？)」

炉心が遠目に見えるが、そこから、まるで神の業のように、無限の熱が懇々と尽きることなく周囲に放出されている。
やむなく、さとりはこの場所から息を吸い込み。口の周りを白魚のような両の手で覆うと。
管理調節を任せてる自分のペットの地獄烏。 ――霊烏路空の名前を呼んだ。

さとり「お空～～～。聴こえますか聴こえたら返事して～～～！！」

呼びかけが、炉に吸い込まれてから、さとりはじっと待った。
ややあって、究極に近いエネルギーを惜しげもなく使い、飛んでくる影が同じように大きな声で返事を寄越した。

??「う～～～にゅ～～～！？私呼ぶのはもしかしてさとり様なの～～～！！？」
さとり「え……えええっと？あなたお空……ね？」

さとりが目前に現れた??の姿を前に、一時、言葉を失くす。
特徴を並べるなら、それは場黒い髪に白いマント……柱のような物を右腕に装着した女の子だった。
心を読めるさとりに、誰かが分からない筈ないのだが、さとりの知る姿とは変容が激しいらしい。
ルビーが彼女を脅威と認識したのか、松山の体全体を一層強い赤い光で覆った。
松山は、弱まっていた呼吸器が元に戻ると、最初苦しげに咳き込んだ。そこでお空がさとりの横の松山に気付いた。

空「さとり様がどうしてここまで……そっちの人間だれなの？」
松山「え？俺……？(この子は……誰だ？)」

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0ch BBS 2007-01-24