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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】


[515]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/20(火) 21:02:27 ID:???

松山「俺からは銀の懐中時計を出そう!」 + (銀の懐中時計 4 ) + →  ダイヤ10 = 14
お空「わぁ……綺麗だね!」 →  クラブ9 = 9


紅魔館のメイド長、十六夜咲夜の残したアンティークデザインの懐中時計は、空にとても好評だった。
怜悧で瀟洒で、気品ある銀の輝きに満足した様子を見せる。

空「これと交換なんだね! いいよ〜。実はね、さとり様から時計を新しく持っておきなさいって言われてたんだ!」

松山が呆気に取られる程あっさり快諾し、お空は時計を貰い、ラーのカードはそのまま松山が持っていることに。
相変わらず象形文字のテキストは読めず。すると足音がして廊下の向こうから、さとりが近づいてきていた。
姿を見せる前から、心の声を聞いてたのか事情は知った顔で、松山に顔を向けて話しかけてくる。

さとり「松山さん、お節介ですが……カードについてで解ってることを伝えておきます。
    存在が近かったり、古代の記憶や知識でテキストを解読できる者でない限り、使用出来ないこと……。
    無理に所有者の証を求めた場合、相応のリスクを背負う事になると覚えておいてください」

配慮した迂遠な言い回しだが、要は危険だから使うなと言ってるのと同様だった。
松山としても、無理に使おうとすれば、天罰に近い身を焼く何かが降りかかりそうな予感があった。

松山「(難題として渡すか、さもなければ倉庫に入れて封印状態がベターか?)ああわかった。じゃあ俺部屋に戻るよ」
空「うん、またね! 時計ありがとー」
さとり「そうですね。 昨日の今日ですし、部屋でゆっくり休んでいてください。
    試合の日を決めたら、鬼に伝えておくの忘れないでくださいね」

元気な空と、静かな流し目で見てくるさとりの二人に挨拶し、立ち話を切り上げて、松山が自分の部屋に戻ると。
待ってたのは、けったいなお出迎えの歓声だった。

ひくいどり『オカエリー! オミヤゲハー? スシマンジュウカステラナンデモイヒャダケルデゴザル!! オナカスイターデゴザル!!』
松山「(灼熱地獄だけにメイドの土産なら……ああそっか渡しちゃったんだよなぁ……)」



0ch BBS 2007-01-24