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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】


[556]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/22(木) 23:16:37 ID:???

それが前日起きたとは知らぬ松山が始めた厄神の話は、萃香にも好評だった。
自分の知らぬ守矢神社所属の頃の話は前から聞きたかったんだと、続きを幾度も催促してきた。

萃香「成る程成る程! 山の神社行った霊夢に何かあった〜なんて紫が騒いだのはそういう背景だったんだね」
松山「ああ。(あの時からずっと霊夢さんには面倒かけっ放しだよな……)」
萃香「(厄神か。光とは相性は良いみたいだが、加入させるとなると難しいんだろうね。
    それにつけても光って奴は……他と一緒に力をつけて大手を振って目標に邁進する日の当たる道でなく。
    陰に潜み独り力をつける。 着実にそんな裏街道を歩んでいる……本人はそれ自覚してるんだかねぇ)」
松山「ん? 俺の顔に何かついてるのか?」

萃香はふるふる首を振り、やおら立ち上がった。
厄神の話で盛り上がったが、そろそろ夜も更けたといい、おどけて軽く脅かしてきた。

萃香「ん〜いや。 こぉんな地の底の夜に鬼を訪ねてくるなんて、とって食っちまおうかねぇぇ。
    って思っただけさ。寝る時間だし、そうならない内に部屋へ戻り〜」

本気でないため迫力に欠け、むしろ可愛さ満載なことに松山は苦笑し、酒の匂いのする鬼の部屋を後にした。
寝間着に着替えて、部屋のベッドに潜り込む。
地霊殿の妖怪達や鬼と語らい静かに過ごせた。
そんな閑日のお終いを飾るように、夜行性でない鳥の鳴き声が窓向こうから聴こえてきた。

ひくいどり『ホーホー……ホケキョ-……アッマチガエタ!
モヒトツマチガエタ!! オレシャマゼンシンモエテルシホーホージャナイコリャボーボー!! シッツレ-HOーHO-!!
       マタマタマチガエタァァァ!!! ボーボーボボボボボォォオオオ!!! オゥ、イェ、ァアァァアッ!!!?』
松山「ぐ゛が゛あ゛アァァアっっ!!!? そ゛う゛か゛そんな焼き鳥になりたいんだな!? 俺お前丸齧りー!!!」
シャンハイ「ひ、光様落ち着いてっ! 地霊殿中でござるですよ!?」

その夜、松山は、眠れるまで 5 時間を要した。



0ch BBS 2007-01-24