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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】


[63]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/04/02(金) 00:11:37 ID:???

こいし「来た来たっ。    どぞ〜! ……あれっ?」

こいしが見たのは、意表を突かれて凄い勢いで迫ってくるドアの板面に鼻先を打ち付けて張り付いた松山の姿だった。
顔を引き剥がして、鼻頭を摩りながら……。
こいしに部屋に連れられ、中を見ると、ゆったり座れるアンティーク椅子に腰かけたさとりが、手で顔を覆っていた。
部屋の中は、さとり本人の雰囲気からして意外……と言っては失礼かもしれないが暖かみが感じられる部屋だった。
ペットの鳥や猫と仲睦まじげにしてる写真も飾られてたり、お世辞にも上手くない絵もあったり、観葉植物の鉢も。
それが団欒を感じさせて、物静かでちょっと冷たいタイプと思ってた、さとりへの見方を松山は改めた。
寝室は別なようで、そちらへ続いてると思われるドアを一瞥した後、松山はさとりの咳払いを聞いた。

さとり「私の部屋が物珍しいのはわかりましたから……そうあんまり……ジロジロ見ないでください」
松山「ッ!!!」

すっかり失念していたが、さとりの前では心や思念が丸見えなことに気付き……
松山は、落雷の直撃を受けたように直立姿勢で固まった。
それをほぐすように……松山の話がテスト後からずっと興味津々だったと、こいしが早く話そうとせがんできた。
子供のように澄んだ瞳で、松山をさとりの正面に用意された椅子に座らせると、自らはさとりの椅子の後ろに立つ。

こいし「ほら早く聞かせてよ〜。ここに来るまで地上では何してたの? チームってどんな人妖いるの?」
松山「そうだな。ってあれ? さとりさんは大体のところはわかってるんじゃないのか?」
さとり「ええ。私は。ですがこの部屋では……言語でのお喋りに付き合ってください。
    私からもお話はありますが、先に松山さんからお願いします。 ……待ちきれないみたいですし」
松山「(話すこと……沢山あるだろうけど、何から?)」



0ch BBS 2007-01-24