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【嫌われ者達の】キャプテン松山22【ララバイ】
[728]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/04/30(金) 12:52:21 ID:???
C 根性ブロックを誰かに覚えさせる
鬼気迫るというべきスピードで、熱砂を渡った旅人が乾きを水で潤すかのように松山は頁を捲っていく。
時折、哄笑やら含み笑いがこぼれるので、シャンハイがその都度、身を竦めてたのだが。
松山「シャンハイっ!」
シャンハイ「ハイッ!」
そんな彼女のご主人様が前触れなく声で静寂を破った。 その理由とは、ノートを一冊探してほしいとの要求だった。
すぐに見つかった。 スコアやデータまとめ用に購入しておいたノートはバッグの底にひっそり眠っていた。
恐る恐るシャンハイが、使用用途を尋ねる。
松山「止まらないんだ! 湧くが如しなんだ! 嗚呼こんなにも書いて残したいことが溢れてるんだ!!!」
そうして彼は読書に飽き足らず自ら執筆に取り掛かった。
中学生の少年が裡に秘めた熱いパトス。それが黒々とした文字と形を変えて、真白かった誌面を埋めていく。
そうして完成した。 ノートのタイトルを、其れは、燦然と輝かしい『THA MATSUYAMA KOUHUKU』ノート。
松山はノートを両手に部屋の中央で夢見心地な様子でクルクルと回っている。シャンハイには微笑ましくて堪らない。
松山「出来た……出来てしまったんだ至高の芸術作品が!
いいかシャンハイ。 これは信頼の置ける君に預けるから、世に出ぬよう大切に保管していてくれ。
難解過ぎて理解できないだとか、審美眼のない連中に読ませたくはないからね。
そう何時か後世で発見された『THA MATSUYAMA KOUHUKU』ノートはどんなウイルスにも勝る速度で世を席巻す」
シャンハイ「えいっ!」
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0ch BBS 2007-01-24