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【サッカー?】城山正の挑戦17【たまにします】
[737]城山正@出先:2010/05/22(土) 17:03:34 ID:Xf9aCvxk
絹を引き裂くような音とそれとは別に素っ頓狂な悲鳴が聞こえてくる。
新平「姉ちゃん!?」
ばたばたとバックルームへと駆け出す新平。扉は施錠されていたがポケットからカギを取り出し開け放つ。
果たしてバックルームにいたのは男装の麗人ではなく、まるまっちい小動物のほうだった。
美津乃「……ロックリバーへ。ロックリバーを超えてコシュコノング湖にラスカルを連れて行かないと……。
檻の中の生活より森の中を自由に駆けて生きるほうがラスカルにとって幸せなんだ……」
新平「ははぁ。無理してチャックを上げたから、チャック自体が裂けたのか」
バックルームの床にへたり込んで、アライグマを自然に帰す算段をしている姉の背中を見て、新平は事態を理解した。
開け放たれたダンボールの箱にはジュニア用の文字も見て取れる。
新平「……中学の時から変わらない体型が自慢だったのに、入らなくなったと。しかも胸じゃなく腰周りを中心に」
美津乃「しくしくしく。えぐえぐえぐ」
いまだへたり込んだままハラハラと涙を流す美津乃。やはり先ほど食べたドーナッツ等が効いているらしい。主にウエスト周辺に。
新平「……で、今日はどうすんだ?やめとくのか?」
美津乃「めそめそめそ」
新たな衣裳を選ぶ気力もなくうなずく美津乃。
今日の天気のようにじめっとしてうっとうしい姉を放置することを決めた新平はバックルームを後にする。
美津乃「……しくしく、めそめそ、すんすん、えぐえぐ……」
ニケのバックルームの湿度は上がる一方だった。
昼はここまで。続きは帰宅後に。
全身タイツ(白)じゃないけど、スポーツショップにいきなりあるのもナンなので、こんな感じで勘弁してつかーさい
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0ch BBS 2007-01-24