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【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】


[591]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/11(日) 16:39:32 ID:???
バギュオガッ!!

さとり「あああああああっ!?」

だが、そんな思いを粉砕するかのようにして無常にもさとりの体は吹き飛ばされてしまう。
やはり自分では反町のシュートを止める事すら出来ないのかとさとりは宙を舞いながら悔しそうに歯噛みをするのだが……。
しかし、自分のセービングで少しだけでもボールの威力が殺されたのを確かに感じてもいた。
そして、まだボールはゴールラインを割っていないという事にも気づいていた。
まだゴールは許していない……それならば。

さとり「とっ……ど、けェエッ!!」
反町「なっ……なにィ!?」

ブゥォオッ! バチィッ!! ポォンッ!

考えると同時、さとりの体は反射的に動いていた。
吹き飛ばされた体を懸命に制御し、一瞬の内にボールに向けて足を大きく突き出すさとり。
瞬間、威力が若干殺されたとはいえまだ驚異的な破壊力を持ったボールに押し込まれそうになるも……。
さとりはゴールバーを大きく手で掴み、決して強くない腕力と脚力を振り絞ってボールをブロック。
両足を使ったブロックの前にはボールも流石にこれ以上突き進めなかったか……。
そのままさとりの足元から大きく離れ、地面に着地し……強烈なドライブ回転が残っていた為か。
ワンバウンドをしてからゴールラインを割る。
反町にとって不運だったのは、そのゴールラインがゴールの枠内に入っていなかったという事。
ゴール右隅というキーパーの取りにくい位置を的確に射抜こうとしたのが仇となったのか。
さとりのブロックで軌道を若干変えたボールは、そのままネットには沈まずフィールドの外へと出てしまったのだ。

ピィーッ!!


0ch BBS 2007-01-24