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【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】


[815]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/04/13(火) 15:48:58 ID:???
こうして地霊アンダーグラウンドが息を吹き返していた一方で……。
オータムスカイズのゴール前は、非常に居た堪れないムードとなっていた。
ここまでシュートブロックをほぼ必ず成功させてきたチルノが、まさかの敗北。
その上で体力に自信の無い大妖精が吹き飛ばされてゴールされてしまったのである。
慌てて反町をはじめとした攻撃陣がゴール前へと戻るも……。

レティ「チルノ! しっかり、しっかりして!」
チルノ「…………」
大妖精「チ、チルノちゃん!」
反町(チルノ……! そうか、二度も続けてブロックに行って……その上で吹き飛ばされてるんだ……。
   もう、体力がゼロどころか、限界を大きく超えてるんだ……!)

そこにいたのは、瞳を閉じて横たわりながらぐったりとしているチルノ。
ボロボロになりながらも、痛む体を懸命に抑えて大妖精はチルノに呼びかけ……。
レティはチルノを優しく抱き抱えながら、意識の有無を確認。
しかし、チルノは二人の声に答える事なくただただ黙し、身動き一つ取らない。

リグル「こ、交代しないと! し、審判さーん!」

流石にこれ以上チルノを出場させることが出来ないというのは、誰の目にも明らかな事。
リグルが審判を呼び、一同が動かぬチルノを見守る中……。
不意に、反町は自分にもまた時折視線が突き刺さるのを感じる。

反町(……そうか。 俺が、逃げたから……)

反町に対し、疑うような眼差しを向ける者達の中で……。
一番強烈に睨みを利かせているのは、いつもは非常に温和な大妖精であった。


0ch BBS 2007-01-24