【受けたまえ】キャプテン霧雨47【ﾃﾞｨｱｽの雷を！】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[983]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o ：2010/04/18(日) 18:50:11 ID:???
>>982さんの意見を採用し、唯一その後の進路が決まっていない馬宮が主人公となりました。
ええと、人気投票の結果だと……なんと10票ももらっているではないですか！

それでは馬宮くんのその後の進路のお話ということでどうぞ。
…………………………………

キーンコーンカーンコーン……

（12）馬宮「（ハァ………………授業終わり、か）」

シオン中3年、わざマシンショップの跡取り息子の馬宮は、今日4度目の溜息をついていた。
夢のようであった全国大会から……早一月が経過しようとしていた。
彼の友人であった浅海はエクストラマッチが終了後、突如転校し、姿を見せなくなった。
シオン中トリオのもう1人、三原はテニヌ部に入部し、青春学園とやらに進学するつもりらしく、長く会話もなかった。

（12）馬宮「（退屈なんだよなァ……）」

そう、かつての栄光のチームメイトたちは、ほとんどが彼の周囲にいなかった。
金木と柴田は全日本ユース合宿へ参加、あれから一度も顔を合わせていない。
田中と美味は魔理沙たちと合流し、サッカーをどこかで続けているらしい。
岡山は実家の神社を継ぐためにサッカーをやめてしまった。
藤木も浅海と同じく、行方不明になってしまったらしい。……どこに行ったのか、何となく馬宮には予想がついていた。

（12）馬宮「（幻想郷……だったっけか。魔理沙たちの世界に行っちまったんだろうな）」

さて、残るメンバーは柴田付きのメイドであった瀬田。
彼女は当然、仕事である柴田邸のメイドに戻った。彼の近くには、あの頃を偲ぶようなものはなかった。
……いや、一つだけあった。吉良監督がマサラ市のサッカーチームの監督に就任していた。
スパルタ特訓の噂は、馬宮の耳にも入るほどであった。

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0ch BBS 2007-01-24