【正常期よ】キャプテン森崎37【永遠なれ】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[30]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/04/14(水) 17:38:12 ID:aAgae7mJ
見上「だが今回のアメリカ戦は見方を変えれば有益な練習試合となるぞ。
アメリカユースが乱暴かつ珍妙なチームだからこそな」

山森「…ラフプレイが多いチーム相手にケガを避けつつ勝つ練習になると言う事ですか？」

新田「それとも何があっても平常心を保てる精神力を養う為ですか？」

見上「両方だ。良い機会だから言っておこう。お前たちは既にアジアのユースレベルでは突出して強いと言える」

沢田「へ？そうなんですか？」

見上「そうだ、断言しよう。チームとして大きな間違いが無ければ、予選突破は固い。
そして…それを喜ばない国がアジア予選には沢山出てくるのだ。日本に暮らしていると理解しにくいが、
サッカーは経済は勿論国によっては政治にすら関わる程の影響力があるのだ。
今までアジアのサッカーを牛耳っていた国々にしてみれば日本が急激に強くなる事は全く望ましくない。
それは選手達も同じ事で、文字通り生活の為に戦うチームも居る」

政夫「えっ、じゃあまさかＪｒユースの時のフランスみたいに！」

和夫「げえっ、またホームタウンディシジョンですか！」

見上「それは流石に阻止した。詳しい話は省くが、片桐くん達が手を回してそういう
恣意的なジャッジが行われない様に苦心した。だが審判がフェアだとしても選手達がそうとは限らん。
特に予選突破をかけた試合などではカード覚悟のラフプレイをしてくるチームも出てくるだろう。
そういった状況でどうすれば良いのか？そもそもそういう手を使わせない戦い方が出来るか？
こう言った意味で私は今回の試合を有用なテストにする。お前達もそうしろ」

森崎「（なるほどなあ。しかしうちの監督は頼もしいんだか厄介なんだか）」

見上は選手達にあえて問題の多いチームと戦う理由を与え、モチベーションを上げる事に成功した。

三杉「……………」

見上「まだ不満か？三杉」

三杉「いえ、異論は皆無です。ただ、生理的嫌悪感だけはどうしようもないので」

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