【正常期よ】キャプテン森崎37【永遠なれ】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[59]2 ◆vD5srW.8hU ：2010/04/19(月) 07:16:31 ID:37ccxSki
更に目立たなかった者はフィジカル不足を克服した三杉と高速ドリブルを習得した新田の二人だった。

三杉「（よし、僕のフィジカルはしっかり機能しているぞ）」

三杉は練習時にわざわざチームメイトからラフプレイを仕掛けられる事などなく、
簡単に吹き飛ばされたり負傷したりしなくなった事を証明するチャンスは無かった。
もっとも彼の場合スタメンは約束されていると言って良いので本人は全く気にしていない。

新田「（皆～…ちょっとは見てくれよぅ～…）」

スタメンの保障が無い新田はそうは行かず、折角覚えた高速ドリブルを使っても
他の派手な技の数々に飲まれ全く注目されない事を嘆いていた。

ただ、これら成果を出しながらも目立てなかった者達も見上監督だけは
しっかり見ていたらしい事は後で判明した。本当に成果を出せず目立てる筈も無かった
中里、石崎、反町、沢田、高杉ら５人が衆目の中で小言を喰らったからだ。

この状況に置いて森崎は例外的な立場にあった。彼は既に正ＧＫの座が約束されており、
またリハビリから回復していて以前の力が衰えていない事を証明するだけで良かった。
更に一人ＧＫ練習に励んでいた事もあった為味方の成長をじっくりと観察する事もできた。

森崎「（ふ～む、大分マシになった連中が増えたな。日向が居ない分やっぱり火力不足は拒めねえが）」

と言っても彼は努力の証に感慨を受けたりはしない。冷静に戦力分析をするだけである。
そして彼の目から見た今のチームの最大の問題はＦＷの迫力不足だった。

森崎「（立花兄弟は一人で出来る事が増えたって喜んでやがるが、肝心のシュートは
二人じゃなきゃ結局何も出来ないのかよ？来生のバカはお似合いのシュートを編み出したは良いが、
元々すぐ疲れる癖にワザワザ体を痛めつける様な技じゃ一体何回撃てるんだ？
反町は…ダメだな、あいつ。今のままじゃ確実に代表落ちだ。そしてどいつもこいつも
ミドルシュートが撃てないと来て、唯一の例外が新田かよ。泣けてきちまうぜ…）」

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