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1- レス

【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】


[474]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/19(月) 19:49:12 ID:???
あくまでもこの軍の総大将はマルス。ならば、総大将の部隊を厚く構えるのは当然の考えである。
しかし、マルスは軽く蒼色の髪を掻き揚げると、自信に満ちた瞳で森崎の方を向く。

マルス「見くびらないでもらいたいね。アリティアは僕の故郷だよ?地形、気候、潮の流れ…全て理解しているさ。
    地の利さえあればどんな戦力差だろうと撥ね退けてみせる……これは、父上の受け売りだけどね」

森崎「そっか。…親父さんの敵討ち、できるといいな」

マルス「うん。でも、いまはそんな個人的な感情で戦える立場じゃないからね。
    つくづく思うんだ。もしも、この軍の盟主が僕じゃなくて君だったらって。
    なーんのしがらみも考えず…自由に駆け、自由に考え、自由に戦えるのに…って」

森崎「はぁ?よそ者同然の俺がこの軍の盟主?冗談だろ?だいたいそんな傭兵みたいな
   戦い方、マルスには絶対に似合わないっての」

マルス「はは…こう見えても野戦の知識ははモロドフやジェイガンから叩き込まれてるんだけどね」

森崎「それに、俺が良くても周りの連中が納得しないだろ。
   誰もが俺のほうが総大将に相応しいって思っているのなら話は別だけどな。
   ミネルバ王女やミディアさん、アベルにジェイガンさんに…あとシーダ姫も」

マルス「う〜ん、確かにそれは難しいね。一生かかっても無理かも」

森崎「おいおい!ちっとはフォローしてくれても……ま、いいさ。あの夜の約束、だもんな」

二人はアカネイアの広い平原での月夜の誓いの言葉を思い出した。

マルス「戦場の主役は僕。フィールドの主役は君。そう約束したね。だけど、カダインでは
    戦場の主役も君が担うことになる。…辛いこともあるだろうけど、絶対に負けないでね」

森崎「ああ、そっちこそ。俺たちが戻ってきてみたら白旗揚げてましたーなんてことにならないようにな」


0ch BBS 2007-01-24