※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】


[877]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 18:45:55 ID:???
ジュリアン「おりゃあああああっ!」

ゴチィッ!

魔道士D「……ッ!!」

ドサアッ!

剣の柄でこめかみを強打された魔道士Dは、ゆっくりと地面に沈み込んでいった。

ジュリアン「ようし!これで残るはあの胡散臭い爺さんだけだぜ森崎!」

森崎「あ、ああ、そうだ。そうなんだが…」

マリクの言う不安の影が完全に拭えない今、森崎はあの老人と戦う気は起こらなかった。

森崎「(ちっ…俺らしくも無い。戦う前から何でこんなに腰が引けていやがるんだよ!?)」

あのガーネフという男の魔力は、何時如何なるときも全力で立ち向かう森崎の勇気すら萎縮させてしまうものだった。
相手の反撃に備える陣形の決定に踏み切れない森崎の様子を、ジュリアンたちは不安そうに覗き込む。

ジュリアン「お、おい!どうしちまったんだよ森崎!さっさと指示を…」

森崎「ぐ……!(くそっ、手を出したらやられる…あのジジイからはそんな危険な匂いがしやがるんだ。一体どうすれば…)」

最悪の場合、任務を放棄してでも部隊を率いて本陣に帰還すると言おうとしたその時。
ガーネフがまごまごする森崎たちを見てくぐもった声で笑い出した。

ガーネフ「ふふ…ふははははっ!なるほど…そういうことか」

まるで難解な問題が解けたかのように、ガーネフは手を叩き笑い出す。
その様子はただただ不気味であり、森崎たちはさらに不快感を募らせていく。


0ch BBS 2007-01-24