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1- レス

【再会した2人】ファイアーモリブレム15【再会できない2人】


[884]モリブレム ◆lT1/XKcIlo :2010/04/26(月) 20:16:36 ID:???
リンダ「くっ……お父様……ごめんなさい。せっかくの……せっかくのチャンスを……私は…!」

オーラの魔道書を抱きしめながら、涙を流してしゃがみこんでしまうリンダを見て、
ジュリアンとレナはやりきれない顔をする。そして森崎も、部隊のためとはいえリンダの希望を無視してしまったことを謝った。

森崎「すまないリンダ。どうしても、俺にはあのガーネフと戦うことが出来なかった……」

リンダ「…うん。森崎君の考えていることは分かってる。マリクの言っていた『不安』のことね」

森崎「ああ。マリクの話を聞いてから、これはちょっとおかしな話なんだけどな。
   俺の頭の中に、誰かが語りかけてくるんだよ。こいつには手を出してはいけない。
   仲間の命が大事なら、絶対にガーネフと戦ってはいけないって」

ジュリアン「…ど、どういうこっちゃ?それ」

レナ「高度な呪文で、魔法で遠くにいる人物に語りかけることができることができるといいますが…
   そんな呪文を扱える人物は限られてくるはず。もしかして……」

リンダ「ガトー様?ガーネフが言っていた対策って、まさかガトー様が森崎君に語りかけていたってことなのかしら」

森崎「な…?」

ここで、森崎の考えは一つの極論に達する。だが、これは森崎にとってどうしても認めたくないことでもある。
常に自分に正直に生き、そして結果を出してきた自分の性格では絶対に認めたくない極論。

森崎「ちょ、ちょっと待ってくれよ。それじゃあ俺は無意識のうちに、そのガトーとかって言う奴に
   行動を制御されていたってことなのかよ!?」

まるで、指定された選択肢を的確に選ばされているかのように。
『第三者』の視点から、この行動の方が有利に動けるから、こうするようにと操作されているとでも言うのだろうか。

バッ!ババッ!


0ch BBS 2007-01-24