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【打倒】幻想のポイズン32【オータムスカイズ!】
[297]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/04/19(月) 19:48:38 ID:???
試合再開を告げる笛が鳴ると同時、高らかに笑いながら左足を大きく踏み出す勇儀。
瞬間、ただ足を踏みしめただけとは思えない轟音がフィールドに響き渡り……芝が抉れる。
勇儀「二歩ォォォ……!!」
ザブシュウッ! ドドォッ!!
妹紅(私は文字通り肉壁だ! 人数の足しになりゃいい!)
妖精1(ブロックはてんで駄目だけど……逃げられないもんね!)
更に出した右足――鬼の二歩目は一歩目のそれに比べ、一層激しい音を立て。
フィールドに立っている者たちはまるで地震が起こっているのでは無いかと錯覚。
そんな選手達の表情を愉快そうに見ながら、勇儀は更に口を開く。
勇儀「そして、これが三歩ォォォォ……!!!」
ブギャアアアッ! ドゴォォオッ!!!
レティ(この距離、この人数を持ってしても……難しい!)
にとり(だが、やるしかない……怪我人が多い上にメンバー交代も残り少ない以上、同点にさせる訳にはいかない!)
大妖精(こ、こんなときにチルノちゃんがいてくれれば……!)
叫ぶと同時、踏み出された左足。
地面が割れてしまうのではないかと思わせる程、強烈な音がスタジアム全体を包み。
観客達は悲鳴や歓声を上げながら、力を溜める勇儀を見守る。
たっぷり大股で三歩歩き、溜めに溜めぬいた鬼の力――。
極限に溜められた破壊の一撃を、その右足に込め……勇儀は全身を捻るようにして大きく足を振り上げると。
そのまま一気に、ただただ力任せに、足を振り下ろすのだった。
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0ch BBS 2007-01-24