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【ある意味次が】幻想のポイズン33【ラスボス戦】
[891]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To
:2010/05/11(火) 18:47:15 ID:???
幽々子「あらあら〜、妖夢ったらすっかりヒールねぇ」
頬に手を当てながら、観客席から罵声を浴びている自身の従者に目を向ける幽々子。
しかしその声色はどこか嬉々とした色が混ざっており。
罵声を浴びても二刀を抜いて斬りかかろうとせず、自身の役目を淡々とこなそうとしている妖夢を。
どこか頼もしげに見ている。
一方、その隣に座っていた紫は茶を一口含みつつ、妖夢と同じく。
観客達から批難を浴びている九尾の従者に目を向け、物憂げに溜息を吐く。
紫「藍はいつも通りねぇ。 もうちょっと感情的になってくれると面白いのだけど」
幽々子「あら、紫の頭に味噌汁をぶっかけたり。 油揚げを50枚くらい買ってくるのは十分面白いと思うわよ?」
紫「ああして一旦スイッチが入るとそういう天然な面が顔を出さないのよ。 つまらないわぁ」
幽々子「まあまあ、それより紫。 選出の方はどうなってるの?」
年甲斐にもなく頬をぷくりと膨らませてつまらないと言う紫をあやしつつ、幽々子は問いかける。
そう、この二人がVIP席にいたのは従者達の様子を見に来たというものあるのだが……。
そもそもの本命は、この大会後に出場する事が決定したフランス国際Jrユース大会。
その大会に出場する全幻想郷Jrユースに選抜する選手を選定する為でもあったのだ。
幽々子「今のところ、どういう感じで選抜は決定しているのかしら?」
紫「ある程度おぼろげながら構想はつかめているけれど……とりあえず合宿に呼ぶメンバーは半分以上は決まってるわね。
何人かは他国に派遣しなければいけないし、それを考えると合宿メンバーは殆どの名の有る選手が入るでしょうけど……。
なんにせよ、この大会で色々活躍してくれないとね。 あの釣瓶落としちゃんみたいに」
言いながら、紫は手元にあったノートに赤ペンでキスメと書く。
既にそのノートには、20名前後の選手の名前が書かれていたのだった。
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0ch BBS 2007-01-24