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【早瀬内閣】キャプテンEDIT6【発足か】
[630]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/05/17(月) 23:09:30 ID:???
〜練習の後〜
菱野「……それで、どの様なご用件でしょうか?」
部員の粗方が帰った後(結局、落田は早瀬と瀬川が二人がかりで引き摺っていった)、部室で二人っきりになる。
見知った顔とはいえ、男と二人きりというのは不安なのか、菱野は胸を押さえて居心地を悪そうにしているように見えた。
大前「うん……きょ、今日のこと、なんだけどさ――」
緊張で、声が上擦る。
菱野「きょ、今日が、どうかいたしましたか?」
大前の様子がよほどおかしかったのか、菱野が更にそわそわしだす。
大前「あ、ああ。菱野さんの誕生日だって聞いたから、それで、その……」
呂律が上手く回らない。頬が熱くなり、額に汗が浮かぶ。
第三者が今の自分を見たら、挙動不審の変質者か何かと思うかもしれない。
そう思うと、余計自分がみじめに感じられて言葉尻が怪しくなるが、菱野は辛抱強く耳を傾けてくれた。
菱野「……はい。確かに、今日は私の誕生日ですわ」
菱野がスカートの端をギュッと握った。
もしかしたら、迷惑がっているのだろうか。
大前(お、落ち着け俺。ちょっと鞄の中に入れてある箱を取り出して、『誕生日おめでとう』とでも言いながら差し出す。
やるのは、たったそれだけのことだ。な、なのに、なんでそれがこんなに難しいんだろう……?
菱野さんと二人っきりになったことも、一緒に何かしたことも、何度もあったはずなのに……)
長い沈黙が、二人の間に流れる。
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0ch BBS 2007-01-24