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【早瀬内閣】キャプテンEDIT6【発足か】
[632]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk
:2010/05/17(月) 23:11:48 ID:???
プレゼントを渡すための緊張が解けた脱力と、プレゼントの感想を聞くという別の緊張が綯い交ぜになり、口がもごもごとしてしまう。
何とも、締まらない状態だった。
だが、菱野はそれを咎め立てすることなく、丁寧に包装を剥いて箱を空けた。
菱野「では、失礼しますわ。……あ。これはリボン、ですか?」
瀬川に紹介された店で手に入れた、サテン地のリボン。
大前「うん。ほ、ほら、菱野さんって凄く髪が長いからさ、こういうのって、いくらあっても困らないんじゃないかな、って思って」
我ながら空々しい照れ隠しだと思いながら、そんなことを口にする大前。
対して菱野は、贈られたリボンを胸の上でキュッと抱き、
菱野「……ありがとうございます! きっと、大事にいたしますわ!」
そんなことを、無邪気な笑顔で言うのであった。
大前(よ、良かった……ちゃんと、喜んでもらえたみたいだ)
安堵で腰が砕け、へなへなと脱力する。
菱野「お、大前さん? ど、どうしたんですの?」
大前「いや……ちゃんと受け取ってもらえて、ホッとしたらつい……俺、こういうことするの初めてだからさ。
この前のホワイトデーのお返しとかと違って、形に残るモノだし」
うっかりと、要らないことまで口にしてしまう。
菱野「そうですの。では、これはなおさら大事にしないといけませんわね。とても大切な、初めての贈り物なんですから」
心底、嬉しそうに笑う菱野。
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0ch BBS 2007-01-24