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【地の底から】キャプテン松山23【翔ぶが如く】


[260]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/05/20(木) 22:34:22 ID:???

C 「カットできないハイボールを!」


松山「(低いクロスだと、ノートラップでも撃つ前に邪魔されるかもしれない……それならば!)
目一杯高いボールだ! 空中戦ならどんな邪魔が入っても俺なら撃てる!!!」

言ってから、以前とは随分様変わりした発言だと、松山は内心で苦笑いした。
DFがカットしようにも届かない大オーバーヘッドは、サッカーの申し子・大空翼ら一部の天才の象徴だ。
松山自身も、オーバーヘッドキックは可能だが、浮き球の強さや跳躍力、ボディバランスの維持それら要素を足して。
クリアならいざ知らず、こんな厳しい試合の中での、得点源として期待できる技に昇華出来るとは予想してなかった。

松山「よし行くぞ……今度こそ!」
萃香「おう! 空中戦だって私に死角があるなんて、思ってやしないよね!?」

タイミングを計ったかのように、両者が跳躍。
ガルバが左から送ったボールが最高点に達する瞬間に向かって、松山が足を、萃香が拳を振り上げる。

萃香「(20分を回って、酔い具合も増してきたね。
    だけど空中戦は『今の』光の領域だ。 加えて高空じゃ二歩目は踏めんけど……。
    私はこの勝負をずっとず〜っと心待ちにしてたんだ! むざむざ決めさせることはしないよ!)」

紅魔カップ決勝の、決め手の一打・松山の【雪おろしオーバー】
八雲紫と共に、遠巻きに松山の豪快なオーバーヘッドを目に焼き付けた萃香にとって、待ち焦がれた待望の瞬間だ。
上体を倒して、見下ろすのは松山。 矮躯ながら大山が迫ってくるような萃香に向かって、言い放つ。

松山「決める! これで同点だ!!」
萃香「そうはいくもんか。一点たりとも許さない!!」



0ch BBS 2007-01-24