※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【地の底から】キャプテン松山23【翔ぶが如く】
[624]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2010/06/02(水) 00:06:11 ID:???
その話の開幕から、萃香の盛り上がりは有頂天に達していた。
萃香「評価だって? いまさら聞くまでもなく前半見ればわかるだろ!?
一人でチャンスを作りシュートまで持っていく攻撃力に、勇儀をも阻める守備力を持ってるんだ。
それも私の見たとこだが、あれだけ働いて体力の半分以上を残してだ。 まったく……非の打ち所がないね!」
やぶへびだったと気付いた時、既には遅し。
勇儀は内では盛大に溜め息を吐き、外で大仰に肩を竦めて見せた。萃香を刺激し、目には入れないように巧妙にだ。
褒めちぎる萃香のある意味のぼせた顔を見ながら、話を振った手前中座もできずに、自分の迂闊さを失笑した。
勇儀「(萃香はあの坊主に熱上げてるねぇ。 買い込むのもちっとは分かるが……。
まあ確かにサッカーの能力は悪くない……いや幻想郷中でもあれだけやれるのはほんの一握りだろう。
それにまだ底を見せてないようだし、願わくばそちらも見せてほしいところだね)」
饒舌な相方の語調が熱してれば、相対的に聞き拾う側は冷めた視点を抱きやすくなるもの。
勇儀も勇儀で、松山を評価してるものあくまでそれなり。
この試合の中での評価なのだから、萃香の語りに心からは同調はできずに、困り笑いを浮かべながら聞いていた。
萃香「ほんと見上げたもんだよ。あれだけの四面楚歌では、受けて立てずに性根が曲がっちゃうもんだ。
それがどうだい? ひん曲がるどころか……。
深い怖〜い地の底までやってきて、無から自分の足場を築きつつある!!!
不器用で遠回り。上手くないやり方かもしれんが私は……ちゃんと聞いてるかい!?」
勇儀「ああはいはい……かゆいうまい……。
(チームが一緒になったら、坊主が活躍しようとヘマしようと酒宴ごとに耳にタコできそうだ……)」
結局……勇儀は半笑いしながら付き合い好く、萃香の話を聞きながら……。
後半の開始を盾に、萃香に話を中断させて一人早急にフィールドに向かい、メンバー達も彼女の後をついていく。
勇儀「(結構回復したけれど……十全には遠いね。さて残りの力、どこで使ったもんだか)」
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24