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【地の底から】キャプテン松山23【翔ぶが如く】


[736]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/06/04(金) 16:35:50 ID:???

萃香のキック(思惑)の行方 →  ダイヤK
ダイヤ・ハート→ 萃香「いや手心は加えない……勇儀!」


萃香の心に一瞬生まれた逡巡……
松山にぐーぐー寝息をたてさせたまま、決定的な追加点を決めて試合を決定付けていいのかという、感傷に似た想い。
しかしボールを要求して高く手を挙げアピールする、勇儀の怒りの眼を見て……。
足の甲で蹴る、インパクトさせる直前にはその考えは吹き飛んでいた。

萃香「もう余計な考えっ……わかったよ勇儀とっとと決めといでっ!!!」

迷いとは裏腹に、ボールは真っ直ぐな軌道で飛び、中盤に居た勇儀がその豊かな胸でしかとトラップ。
勇儀は、松山チームのゴール方向へ反転する一瞬前に、まだ寝たままな松山とこいしに、爆発しそうな剣幕で吼えた。

勇儀「せいぜい良い夢見とくんだね! 起きたときには私らが突き放してもう手遅れだ!」

そう吐き捨てるや、勇儀は拘束から解き放たれた猛獣の様に、脇目もふらず松山チームゴールへ爆進する!
同調して盛り上がるスタジアムの観客達。
幸いにして、ペット達に狼狽や疑惑の念は生まれていなかったが……勇儀がフリーな今、失点の危機に違いない。
それは観客に甘んじてるさとりのペット達にも明らかで……。

??「お空、どうしたの?」お空「う゛にゅううぅぅぅ〜〜……もう我慢できないっ!!」

長い黒髪に極めて特異な服装の一人の少女が、とうとう堪えきれず決意を胸に立ち上がった。
しかしその間にも、松山チームはどんどんと鬼に切り込まれ、下がって守っていたクックルー達と接触した。

クックルー「クックルー!」
ギズモ「しゅるるる〜!」
勇儀「どけッ! 今の私にゃ手加減なんて優しい真似できないよ!!!」



0ch BBS 2007-01-24