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【地の底から】キャプテン松山23【翔ぶが如く】


[881]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/06/09(水) 00:38:50 ID:???

ヒーバードのドリブル、その華麗?抜き去る姿に至上の美を認識した妖怪三番は、恍惚の表情で全身全霊をかけた。
脱力した風ながら、研ぎ澄まされた感覚で、礼を尽くした台詞と同時にタックルに向かう。

名無し妖怪三番「これが貴公の数々の美技への……」
ヒーバード「キョッ!? ナンカスゴイプレッシャーガヒ゛リ゛ヒ゛リ゛ト!!!」
名無し妖怪三番「返礼だ!!! ナヂュケテエクセレントタックル!!!!!!」

三番のタックルは、名無しとしては最高水準。タイミング、速度、テクニックが凝縮されたもの。
ましてや、ヒーバードの脚を削らぬようボールだけに向かうクリーンさは特筆に値する……が。

ヒーバード「ヌ、ヌケニャイ!? ……イヤ! オレシャマニハ……ミエタゾソコダ!!!」

鳥類ドリブラーとしての本能で、最高の切れを発揮したヒーバードは、タイミングよく飛んでタックルをかわした。
この対決は一瞬だった。が、三番の限界を超えたタックルを突破できる地底の選手など、どれだけいるのか。
観客達も思わぬ場所で生まれた名勝負に、歓声さえ忘れて静寂の時間が作られる。



0ch BBS 2007-01-24