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【カノーバの】キャプテン霧雨50【目覚め】


[322]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/05/16(日) 00:16:31 ID:???
正直な感想を諏訪子は述べるが、早苗の耳に既にその言葉は入らない。
俯いてブツブツと小さく何かを呟いていたかと思うと、幽鬼のようにふらりと頭を上げる。

早苗「あぁ………そうですか。ハンデがないと本気を出せないということであれば…!」

諏訪子「えっ…?」

滾る黒い心のまま、焦燥に駆られた早苗は、普段であれば絶対に取らない行動に出た。
即ち、諏訪子に向けて厄を憑かせた。
そして、間を置かずもう一度ドリブルをしようと足を動かし―

――バシィッ!!

早苗「…………ぐぅっ!?」

諏訪子「……早苗。…何なの、この力は」

早苗の頬が諏訪子の掌によって、乾いた音と共に強くはたかれていた。
いつものほややんとした諏訪子のそれとは、かけ離れた、鋭く、厳しい表情。

諏訪子「これでも、祟り神をコントロールしてた身だからね。言わなくたってわかるよ。
     これが何なのかは…ね。……でも、なんでそれを早苗がこんな使い方してるの?」

早苗は答えない。いや、答えられなかった。
叩かれたことで冷えた頭が、自分の今しようとしたこと、やったことを認識し始めたのだ。


0ch BBS 2007-01-24