※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【不遇キャラの】キャプテン三杉4【復讐劇】


[634]キャプ三杉:2010/06/24(木) 12:08:35 ID:???
まじかあああああああ

[635]森崎名無しさん:2010/06/24(木) 12:24:50 ID:???
これがあるからキャプ森はやめられない

[636]森崎名無しさん:2010/06/24(木) 17:29:00 ID:???
知らなかったのか・・・?
(三杉は)ミハエルからは逃げられない・・・

[637]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:42:18 ID:???
さてー、vs幻想さんの神引きでスレ主の魂は召されそうですw
本当は後半辺りに挿入しようと思っていて、設定の大筋くらいしか考えてなかったのでw
ともあれ仕方ありません、もうミハエル関連はなにか憑いているんです。
松山さんのとこのひーくんの存在だって奇跡だもの!

>>632 止めろー!誰かvs幻想さんを止めろー!
>>633 ガッツリ入ってます、トラウマスイッチ!
>>635 ちくしょー!
>>636 全くホントに仰る通り!ジンクスこえー!


[638]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:44:38 ID:???
>JOKER→ダイヤ+ミハエルの回想短編が始まるよー。

三杉の問い掛けに対するミハエルの反応は敵意に満ち満ちていた。
小馬鹿にしたような言葉、冷淡な笑みを浮かべる口許、そして・・・
その碧い瞳からは怒気と憎悪が見え隠れしているのだった。
そしてホンの一瞬・・・刹那である、ミハエルの視線が左足に落とされたのを
三杉の眼は見逃さなかった。

三杉「(ビンゴ・・・やはり何かあるんだ、このミハエル・ドノヴァンがスタメンじゃない件には。 省15

[639]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:45:47 ID:???
〜短編:天使の鳥〜

天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、
その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、
行う事為す事に幾多の障害を与える。            〜孟子〜

ミハエル・ドノヴァンは自分の美しい容姿を誇っている。
自分自身の美しさを愛する・・・所謂ナルシストと呼ばれる人種である。
だが彼には、自分の美しさを愛する心よりも強い感情がたった一つだけある。
それは・・・完全無欠、完璧という物を嫌悪する心である。
省10

[640]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:48:28 ID:???
〜短編:天使の鳥〜

天が人に大いなる任を降そうとする時、必ずまず、その心志を苦しめ、
その筋骨を疲れさせ、その体を飢えさせ、その身を窮乏させ、
行う事為す事に幾多の障害を与える。            〜孟子〜

ミハエル・ドノヴァンは自分の美しい容姿を誇っている。
自分自身の美しさを愛する・・・所謂ナルシストと呼ばれる人種である。
だが彼には、自分の美しさを愛する心よりも強い感情がたった一つだけある。
それは・・・完全無欠、完璧という物を嫌悪する心である。
省10

[641]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:49:40 ID:???
ミハエルの笑顔は天使のようだと、周囲の人間はミハエルの美しさを褒め称え、
またその輝くような笑顔に元気付けられていた。
それ故ミハエル自身がその容姿を誇らしく思うようになるのは自然であったと言える。
またミハエルは貧民街という満ち足りぬ世界の中で、その貧しさ、
不完全さの中でそれでも懸命に生きている人々を慈しみ、尊敬した。

幼いミハエル少年の数少ない娯楽はスラムの友人とやるストリートサッカーだった。 省16

[642]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 19:51:26 ID:???
だがミハエル少年はそれでもストリートサッカーを続けた。
左足が不自由になり始めた頃から右足を鍛え、まるで利き脚のように使えるようにと頑張った。
もしかしたら彼はサッカーに熱中する事で恐怖を緩和させようとしていたのかも知れない。
だがその間の努力は実り、利き脚ではないミハエルの右脚はいつしか至高の物になっていた。
さらに彼は不自由故に緩慢になった動作を補う為、視野を大きく広げるよう努めた。
その結果ミハエルは目の前の相手を見るのではなく、ゲームの流れを読んで、 省23

[643]キャプテン三杉 ◆ku3QkLRGJw :2010/06/24(木) 20:01:28 ID:???
だがその後も悲劇は止まらなかった・・・ミハエルが左足に不自由を覚えてから1年後、
もはや彼の左足の関節はほとんど動かないようになってしまっていた。
なけなしの金で医者に見せた所、左足の筋繊維が石のように骨のように硬変していると言う。
だが分かったのはそれだけで、原因も治療法も全く分からなかった。
症状は緩やかに進行しており、いずれ左半身全てを侵し、心臓に達して命を落とすと言われた。
その言葉通り、ミハエルの左足は徐々に表面まで硬くなり、まるで石のようになっていった。
省24


0ch BBS 2007-01-24