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【暴れ幽香と】森崎が幻想入り 12話目【鬱蓮子】


[164]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2010/06/19(土) 23:28:49 ID:YQFFsnlI
観客「あ、ああ……やっちまったぞこりゃ……」 「ついに来るか? 魔界チームの本領……」

ざわり、と会場を包む空気が一変する。観客たちもそれまでの熱狂とは打って変わって、何かを期待するようにしんと静まり返る。

変化といえば、魔界チームのメンバーたちも同じだった。
前半最後に点差を広げられるという危機を乗り切った……にもかかわらず、彼女たちの中に安心で気が緩んでいる者は一人も居ない。

森崎「(……おいおい。確かに防がれたのは痛かったが……コイツらの妙な雰囲気は何だ?
   上がりきってるのは蓮子だけだからカウンターにもならないってのに。何か企んでやがるのか?)」

フィールド上の不気味な空気に、森崎は背筋にぞわりとした物を感じた。
だが、それも束の間。彼の疑問はすぐに氷解することになる。


神綺「さぁ、上がるわよみんな!」

ユキ「ええ! ほら、マイも!」

マイ「……当然」

魔界人七「私たちも行きますよー!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

神綺の合図を契機に、魔界チームのフィールダー達が一斉にフィールドを駆け上がる。不気味なのは、肝心のボールを一顧だにしないこと。



0ch BBS 2007-01-24