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【暴れ幽香と】森崎が幻想入り 12話目【鬱蓮子】


[927]森崎in幻想郷 ◆WoDqDt9wrk :2011/03/10(木) 01:14:59 ID:aqk5/VM6
森崎「……お前が八雲紫か?」

予想外の展開に呑まれてしまったせいか、「粗相のないように」という藍の言葉を忘れ、つい素の口調を出してしまう。

紫「ええ、その通り。どこにでもいる、しがない年寄り妖怪ですわ」

くすくす、と扇子で口元を隠しながら笑う紫。

金髪金眼。外見は大体20代前半の女性のように見えるが、恐らく見た目通りの年齢ではないだろう。
現実離れした美人である事は顔を見れば理解できる。
しかし不思議なことに、まるで靄がかかったかのように、それ以外の印象や情報が一切頭に入ってこない。

紫「あら。女性の顔をまじまじ見つめるのは失礼ですわよ?」

森崎「む、いや……すまん」

藍「失礼は紫様も同じでは。……森崎を驚かせるためにわざわざこのような部屋を?」

紫「とんでもない。私はただ、少しでもお客様に気楽にしていただこうと思っただけですわ」

心外だ、と言わんばかりに頭を振る紫。
だがしかし、その表情は明らかに面白がっている者のそれであった。

紫「とりあえず、いつまでも私だけ座ってお客様に立たせている訳にもいきませんし。
  どうぞ、お掛けくださいな」

森崎「……ああ」

言いながら、部屋の一角にある椅子を勧める紫。
森崎も色々言いたいことはあったが、とりあえずは言われるまま席に付くことにした。



0ch BBS 2007-01-24