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【敗北と】小田Jr.の野望13【再生】
[121]小田ジュニアの野望:2010/05/20(木) 21:34:40 ID:VcF0icrw
小「………」
何のことだかさっぱりわからなかったが、一応は耳を傾けるジュニア。
マリー「そしてその鏡に見えたものは自分ではなく、この世界だったの。異世界という概念は
そこまで珍しいものではなかったけど、根本の成り立ちが違う世界というのはとても珍しいから、
それを研究してこの地に来て見たら…この地は信じられないくらいの魔素に覆われた世界だったのよ。
そして、その理由は……あなたも知っての通り…」
小「???何のことです?」
マリー「へ?本当に理由知らないの?私がその理由を知ったのはえりるちゃんからなのよ?」
小「はぁ?えりる?…なんでアイツが?」
マリー「まぁいいわ、その辺の詳しい話はえりるちゃんに聞きなさい。そして私は思ったのよ。
この世界は明らかにおかしい。そしてその理由はたった今わかったんだけど、この世界には上位存在が
いるのよ。神様とはまた別の意味で。普通の世界というのはある程度の枠組みから外れないように
なっているんだけどこの世界は違う。可能性の否定という事が起きないのよ。あらゆる可能性は全て
ありうるのよ。たとえば魔法と科学というのは実は親和性が高いの。でも、魔法と機械というのは親和性が
限りなく低い。だから本来これだけの文明が育った世界の魔素は他のエネルギーに変換されて
なくなってしまうのが常なのよ。そしてたしかに、一度この世界の魔素はほとんど消えてしまったはずなの。」
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0ch BBS 2007-01-24