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【妖夢とさとり】幻想のポイズン35【体育座り】


[781]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/01(火) 17:33:41 ID:???
>にとり名人→  スペード9 + ハートJ + スペードJ + スペード4 + ハート7 =42
>反町初段→  ダイヤJ + ハート5 + 3 =19
>≧1→にとりの勝ち! にとり「まあいい暇つぶしにはなったよ」
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平手でなんとしても勝つ……と、息巻いていた反町。
しかしながら、やはり反町は将棋の実力においては素人同然であった。
将棋というのは定石の理解や経験が多く、あらゆる状況で最善手を出せる者が勝てるゲーム。
条件が五分ならば経験則が高いにとりに分があるのは明白であり……。
囲いの作り方すら知らない反町ではにとりに敵う筈もなく、あれよあれよという間に反町は裸同然にされてしまう。

にとり「えっへっへ。 さぁ逃げろ逃げろ〜」
反町(飛車も角行も桂馬すらも無くなっちまった……)

なんともいやらしい笑みを浮かべながらにとりは反町の玉将を追い詰め……。
結果、反町は物の数十分で見事ににとりに敗北してしまうのだった。

反町「ま、参りました……」
にとり「ほいほい、お疲れ様〜。 反町ねぇ、もうちょっと勉強が必要だよ。
    将棋はその場の機転や何かで勝敗が決するようなゲームじゃないんだ。
    勿論それだって必要だけど、何よりも定石をどれだけ知ってるかが要になるゲームなんだよ。
    私に勝ちたいなら、最低でも戦法なんかを考えてこないと無理だよー」
反町(ああ……凄い勝ち誇ってる……)

満面の笑みを浮かべながらもっと勉強が必要だ、と告げるにとり。
見た目はどう見ても反町と同年代かそれ以下にしか見えないが。
こうまで強いのはやはり長い年月将棋をしてきた実績があるからなのだろうなと反町は思いつつ……。
改めてにとりも河童という妖怪なのだと、不思議と納得をしながらその場を離れる。

反町(さて、それはそれとして次はどうしよう……まだ昼まで時間はあるけれど……)


0ch BBS 2007-01-24