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【妖夢とさとり】幻想のポイズン35【体育座り】


[987]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/07(月) 21:04:41 ID:???
>C.「味方を生かせる、パスの技術だ」 パスの精度が足りない
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佐野(俺には得点力が無い……それは前からわかってた事だ)

全日本Jrユースに選出され、全国から集められたFWに囲まれた際。
佐野は自身にはFWとして絶対に不可欠な得点力はまるで無いという事に気づいていた。
いけ好かないが、日向のパワーは国内でも圧倒的。
立花兄弟の空中サッカーも完成度は高く、新田にしても佐野よりは随分とマシである。

佐野(シュートじゃ俺は生き残れない……だから俺はドリブルに生きる事を決めたんだが……)

それだけでは限界があるという事も、今日の試合でわかった。
ならばどうするか……。

佐野「……もっと色々な状況に対応出来るように。 ……パス力を上げる、ですか?」
魅魔「……さてねぇ。 私にはわからん」
佐野「そんな……」
魅魔「だが、お前がそれが自分に足りないものだと思ったんなら鍛えるといい。 私はそれを手伝う事はできる。
   しかし、本当に活躍したい……FWとして芽を出したいと思うなら、お前の強くなりたいと気持ちが無いと駄目だ。
   いいかい佐野、今日のは練習試合だよ。 自分の反省点を出せた分、目的は達成できたと言っていい。
   そこを直したりする為の練習試合なんだからね」
佐野「……はい!」
魅魔「さぁ、明日からまた練習、練習の毎日だよ」

こうして佐野の幻想郷での初めての試合は、ノーゴールノーアシストというなんとも散々な結果に終わった。
しかし、このままでは終われない。終われる訳が無い……と、佐野は静かに闘志を燃やす。
強くなったと思った自分が、まだまだ井の中の蛙でしかないという事を知れた。

佐野(俺には反町さんみたいな脚力は無い……だけど、それなら他の面で上回ってやればいいんだ……。
   ……負けてたまるか。 相手も同じ、Jrユースで干され気味だった選手なんだ! 俺だって頑張れば、負ける筈がねぇ!)

                               【佐野 満の章 つづく】


0ch BBS 2007-01-24