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【伝説(笑)に】城山正の挑戦18【してやんよ】


[828]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/09/04(土) 02:33:33 ID:kBPLghL6
空を見上げれば、日も傾き日中の暴力的な日差しは鳴りを潜め、月が静かに浮かんでいる。
大通りを1つ入ったところにあるマンションの窓には明かりが灯り、その明かりの1つ1つに家庭が生活があることを表している。

城山「美津乃ちゃんちは――」

エントランスにあるポストで月星家の部屋番号を確認する。
何度か送ってきたことがあるので場所は知っていたが部屋番号までは知らなかった。
それどころか自宅の電話番号すら聞いていなかったのである。

城山「店の電話番号だの住所はわかるんだけどなぁ。美津乃ちゃんに電話することも特別なかったからなぁ」

ぶつくさ言いながらもネームプレートを探し出し、階段へと向かう。
部屋の前に到着しインターホンを押そうとした時、月星家のならびの住人らしき中年男性が後ろを通っていく。

城山「あ。店が終わってる時間ってことは美津乃ちゃんの親父さんも帰ってきてるかもしれないってことか!?」

出した指をひっこめて、しばし逡巡する。
中学生男子が女子の家に連絡網を回すときのように胸が高鳴っている。
単純に用件だけを伝えれば大丈夫なのはわかっているのだが「こんな時間に娘になんのようだ!!」とか
「うちの娘とはどんな関係で?」だのと聞かれるんじゃないかと、ハラハラしてしまう。

城山「美津乃ちゃんちは確か父・母・姉・弟の4人。親父さんが出る確率は四分の一!ええい!ままよ!」

意を決し力強く人差し指を突き出す。
室内で響いたチャイムの音がドア越しに廊下まで聞こえてくる。




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