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【伝説(笑)に】城山正の挑戦18【してやんよ】


[882]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/10/30(土) 01:16:00 ID:???
「さっさと要求を呑まないと……ドカーンだぜ!?」
南葛モールの2階にある店舗の窓から身を乗り出した黒い服のコリオリが、爆弾の起爆装置を掲げながら
外の警官隊に向けて怒鳴り散らす。
「よしなよコリオリ。あんまり挑発すると狙撃されるかもしれないよ」
白い服の立花がたしなめる。
「ハン!日本の警察にそんな度胸あるもんか」
悪態をつきながらも店の奥へと戻るコリオリ。
未だ警察からの回答も取り囲んでいる警官隊の動きもない。ないように見えた。
「……ちょっと!コリオリ!その光……」
戻ってきたコリオリの顔を見るや否や立花が悲鳴のような声を上げた。
震える指が指し示す先には赤い光点が3つコリオリの額に点っている。
その光はついっとコリオリの身体を伝うと起爆装置の上で動きを止めた。
「うわっ!?」
コリオリの手が自分の意思とは関係なく動き、何かが炸裂した音が響く。
状況が飲みこめず顔を見合わせる暇もあればこそ。
「突入!!」
「確保!!」
怒声と共に機動隊が突入してくる。
「爆破だ!爆破しろコリオリ!」
「リモコンを吹っ飛ばされちまった!逃げるぞ!」
脱兎の如く逃げ出すコリオリ。その後を追って走り出す立花。
盾と警杖を駆使して2人の行く手を阻もうとする機動隊。
その囲みをかつて花園を目指したフットワークで巧みに交わし南葛モールからの脱出に成功する。
「はぁはぁ。いきなり狙撃してきやがった」
「畜生!もう少しで清潔で、美しく、すこやかな毎日が訪れるはずだったのに!」
2人は当てもなく市内を駆け抜けた。篭城は失敗あとは逐電するしかない。
そのためにはどこかへ逃げなければならない。遠くへ、はるか遠くへ。

イメージ映像↓(※あくまでもイメージです)
ttp://www.lisagas.jp/books/books/bs04.html


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0ch BBS 2007-01-24