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【伝説(笑)に】城山正の挑戦18【してやんよ】


[883]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/10/30(土) 01:17:00 ID:???
どこをどう逃げたのか2人の逃亡者は町のはずれの高台にある公園に息を殺して潜んでいた。
すでに緊急配備が進んでおり、町の辻々にパトカーや警官が立ち、2人の行方を追っている。
ここに逃げ込むまでにも塀を乗り越え、路地を駆け抜け、2人の体力もつきようとしていた。
「……はぁ、はぁ。……畜生!なんだってこんな目にあわなきゃいけないんだ!!」
「……コ、コリオリが悪いんだからねっ!あんな子供みたいに爆弾のリモコンを振り回してるから……」
「なにをっ!?お前こそ欲をかいて現金5億なんて要求しやがったからだろっ!。
5千万くらいだったら、さっさと用意できたはずなのに」
「ハン。そんなのいくら要求しようと狙撃の準備ができるまで時間稼ぎされて、間抜けな犯人が窓辺にノコノコ
やってくるのを待ってただろうさ」
「間抜けってオレのことかっ!」
激昂したコリオリが立花の頬を叩く。小柄な立花はその勢いで倒れこむ。
「殴ったね!」
起き上がり様にコリオリの胸倉を掴む。
「このっアマァ……」
「こ……のぉっ!!」
体力の限界も忘れ、髪をつかみ、爪を立ててもみあう二人。
「ぐっ!いい加減に……しろっ!!」
コリオリが立花の頬をもう1度、今度は拳で殴りつける。
再び転がる立花。口の中を切ったらしく鉄の味が口内に広がる。
「こんのぉっっ!!」
再びコリオリにつかみかかる立花。
「うぐっ!!……ぐ……ごぉ……」
「このっ!このっ!このっ!」
立花が掴んだのはコリオリの青いマフラー。かつて自分がプレゼントしたものだった。
マフラーを掴み必死にもがいていたコリオリの体から力が抜け、崩れ落ちる。
「……はぁっ、はぁっ……はぁっ。……や、やっちゃった」
立花は倒れたコリオリを見下ろし呆然としていた。

イメージ映像↓(※あくまでイメージです)
ttp://www.lisagas.jp/books/books/bs10.html


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0ch BBS 2007-01-24