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【伝説(笑)に】城山正の挑戦18【してやんよ】


[884]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2010/10/30(土) 01:18:00 ID:???
「……静かだ。ここ、どこだ?」
耳が痛いほどの静寂の中コリオリはぽつねんと立っていた。
眼前には大河が大量の水を湛え、静かに只静かに流れている。
「祖父さん?」
向こう岸にいる人影。遠くてはっきり見える距離ではないはずなのだが、
コリオリには小さい時に死んだはずの祖父の姿がはっきり見えていた。
「えっ!?祖父さん、なんて言ってるんだ?聞こえねえよ」
耳に手を添えて済ましてみても声までは聞こえない。身振りは手招きしている様にも追い払っている様にも見える。
足首まで川に入ったコリオリの傍にいつの間にか一艘の小舟が浮かんでいた。
「向こう岸まで渡しやしょうか?」
櫓を持った船頭が声をかけてくる。傘を目深にかぶっているので顔はわからないが年老いた男の声だ。
「向こう岸には何があるんだ?」
「さあねぇ。あっしは渡すだけで、その先はねぇ。ところで旦那。お題の方はお持ちですかい?
ほんの6銭ぽっちですがね」
「銭?そんな古い金は持ってねえよ」
「銭をお持ちでない。それなら円でもドルでも。なんでしたらポンドでもドラクマでもルーブルでもペリカでも」
あらゆる国の通貨をつらつらと述べる船頭。
それを聞きながらコリオリも服のポケットを探るがどこにも財布が見当たらない。
「……すまん。持ち合わせがない。向こう岸に渡してくれれば祖父さんが払ってくれるから……」
コリオリが皆まで言う前に
「無賃乗船しようってんですかい……?それなら……っ!」
今までうつむき加減で見えなかった船頭の顔があらわになる。
「お前の身ぐるみを生皮をはがす!それが船賃の代わりだ!」
「うわっ!が、がいこつっ!」
真っ白なシャレコウベがカクカクとゆれながらコリオリの鼻先へと迫ってくる。
腰を抜かし四つんばいでコリオリは逃げ惑う。
その後をシャレコウベが追いかけていく。

イメージ映像↓(※あくまでイメージです)
ttp://www.lisagas.jp/books/books/bs13.html


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0ch BBS 2007-01-24