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【ユース大会】キャプテン霧雨52【いよいよ開幕】


[330]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2010/06/11(金) 20:57:23 ID:???
八卦炉の力は借りていない。だが、魔理沙のシュートはそれでもなお驚嘆に値するものだった。
牙を取り戻した魔女の力はこれほどか、と早苗は内心舌を巻く。
しかし、彼女も漫然とブロックの練習ばかりをしていたわけではない。

早苗「……!」

ギラッ…!

眼光を鋭くし、ボールが来るタイミングに向けて早めのタイミングで足を振り上げる。
これではただのカウンターシュートにもならない。
だが、早苗は構わず弾幕を纏った足を振りぬき、軸足を強く踏み、一回転。
勢いをつけ、先のモーションで弾幕をぶち当て威力を弱めたボールに向けて、2度目のシュート体勢に入る。

早苗「いっけええええええええええッ!!」

ズドォッ…ひゅるるるるるっ……ぼすっ。

魔理沙「……まだまだ、未完成だな」

早苗の蹴り返しは成功した。だが、その後に狙いをつけるのは簡単なわけがない。
今のカウンターシュートも、ヘロヘロとラインを割ってベンチに突き刺さってしまった。

早苗「ええ、そうですね…」

魔理沙「で、早苗。もうちょっとシュートの練習いいか?結構いい調子なんだよ」

昨日も感じたのと同じ、シュートがより研ぎ澄まされる感覚。
高まっていく己の力に魔理沙は久しく感じていなかった高揚を味わっていた。
誰か、のシュートが強くなったのではない。自分のシュートがより強くなっているのだ。


0ch BBS 2007-01-24