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【挑め強豪たちよ】幻想のポイズン36【魔王反町に】


[662]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/20(日) 16:52:06 ID:???
早苗「す、萃香さん、来ますよ! 油断せず、落ちてくるところを叩いてください! この距離なら……止められます!」
萃香「おうさ、任せとけ〜!」
神奈子(くそっ……せめて威力を殺ぐ事が出来りゃいいんだがねぇ……!)

反町のシュートフォームを見た瞬間、早苗は慌てて萃香に向けて声を張り上げ……。
自身は神奈子と共にシュートコースを塞ぎつつ、眉を顰めて苦しそうな表情を浮かべる。
一方、萃香はといえば先ほどまで呷っていた瓢箪を懐の中に片付け。
パンパン、と頬を叩いて気合を入れた後、両の手を強く握ってふらふらと揺れながら構えを取るのだった。

萃香(さぁて……今の反町相手なら手加減は必要ない……というか、本気でいかなきゃやられちゃうね。
   ……怪我をしたとはいえ、この酔いで痛みは殆ど吹っ飛んでるよ。
   どんだけシュートに自信があろうと……この距離で弾き返せないなら鬼の名が廃るってもんだ!)
萃香「烏天狗ゥ! 弾いたらカウンターいくよっ!」
文「は、はいはいはい! ええ、了解ですよ! お任せ下さい!」

腕をぶんぶんと振り回しながら、サイドで反町にカメラを向けながらシャッターを切る文に向けて萃香は叫び……。
文はいきなり話しかけられて驚いた様子を見せつつも、いつもの愛想笑いを浮かべてぺこぺこと萃香に頭を下げ。
そして、それを見ながら反町は大きく振りかぶったその足を一気に振り下ろす。

反町「カウンターなんてさせない……! これが決まって……前半終了だ!」
萃香「冗談じゃないよ! そんなところからゴールを決められてたまるかってんだい!
   鬼の力……その目にしっかりと焼付けなよ!」


0ch BBS 2007-01-24