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【挑め強豪たちよ】幻想のポイズン36【魔王反町に】


[984]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2010/06/26(土) 18:05:29 ID:???
こうして何とかひとまずの成果を出せた佐野。
既に日が沈みそうになったということで一旦練習を止め、佐野は荒く息を吐きながら地面にへたり込み。
魅魔はそんな佐野を眺めながら苦笑しつつ、その口を開く。

魅魔「とりあえず、ある程度は使い物になるレベルにはなったね……」
佐野「とりあえずか……」
魅魔「靈夢が勘を取り戻したりすりゃ、もう用済みだよ。 今のままだとね」
佐野(靈夢さんは何でもやっちまうしなぁ……本当、まるで翼さんみたいだよ)

タオルで汗をふき取りながら、ぼんやりとそんな事を考える佐野。
この1週間の練習で靈夢はブランクをほぼ埋めつつあり、その実力は佐野では到底及ばず。
恐らくは反町ですら勝負にならない程のものとなっている。

佐野「……やっぱ才能かなぁ」
魅魔「そりゃそうさ。 代々、博麗の巫女ってのは人には無い特別な才能を持ってるからね。
   その中でも、靈夢と今の博麗の巫女である霊夢は破格のもんだよ。
   特に、靈夢は稀代の天才だったからねぇ……あいつと勝負が出来る選手なら山ほどいるが……。
   あいつに勝てる選手ってのは、早々いないよ」

しみじみと、昔を思い出すようにしながら呟く魅魔。
ブランクを埋めつつある靈夢は、確かに天才の名に相応しい程の能力を備えていた。
佐野とて自分が才能に恵まれていないとは思わないが、しかし、その才能のレベルがあまりにも違いすぎる。
思わず何もかもを諦めてしまいそうな、それ程までに絶対的なレベルの違いが佐野と靈夢の間にはあったのだ。


0ch BBS 2007-01-24