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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[139]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/06/20(日) 01:51:26 ID:???

実況「ゴ、ゴオオオオォォォォォル!!!!!! 松山チーム追いついた! 後半40分になろうかというところ!
    これまで不可解なポジションチェンジされるなどしていたギズモ選手、息を吹き返した様な値千金の同点弾!
    まさに怒涛の追い上げ! さとりさん、こんな展開が待ってるとは思いませんでしたね!!?」
さとり「思わなかったというか……ギズ君が……萃香さんから? ど、どうしたらそんな魔法みたいなことが……?」

ペット達の成長に理解が追いつかないさとりは解説どころではなく、わなわなと体を震わせてしまっている。
そしてフィールドにいる選手達の半分以上も同じ思いを抱いていた。
即ち萃香チームの面々。驚きを通り越して口を半開きにし固まっている。
互角の勝負をしていた松山ならともかく、全くノーマークのペットが萃香から得点する等、誰に予想ができるだろう?
その衝撃が強いのは飼い主のさとりだけではない。萃香の実力を古くから知る勇儀にも相当なショックだった。

勇儀「す、萃香……? 本気の萃香が地霊殿に飼われてる輩に……?
    私のシュートを阻んだ銀色のちっこい奴といい、一体この試合はどうなってるんだ!?」

有り得ない事が起きてると、ペット達の成長速度に試合に参加してる半数の心に畏怖さえ芽生える。
そして松山の眼前では、確かに同点と表示され……裏付ける様にギズモがペット達にもみくちゃに祝福されている。
スタジアムの観衆も、萃香チームに賭けてる者達の口からは罵声や怒号もあったが、大きく興奮露わに歓声を上げる。
そんな熱狂と動揺覚めやらぬ只中で、松山もまた……彼らとは全く別の意味で衝撃を受け、ゆっくり口を開く。

松山「決めた? み、みんなが決めてくれたのか……!?
    は、は……はは。俺は……何を……自分が決めなきゃならない、自分だけで戦ってる気持ちになってたんだ?
    今も、きっと過去にも俺にはこんなにも頼れる味方がいたっていうのに……やった……やったぞ!!!」

追い込まれてた気持ちが嘘のように晴れやかになっていく。
チームメイトの奮戦。 そして手元にはまだ残る……逆転の切り札。それがプレーの止まった今、ピッチの外で待っている。

松山「いける……ぞ! この試合、勝てる勝てるぞ!! ここですべき事は……!」



0ch BBS 2007-01-24