【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】

※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[35]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2010/06/14(月) 23:06:36 ID:???

Ｄ　「まだ追いついたわけじゃない。(シャンハイに薬を取ってきてもらおう)」

ゴールを決めた松山に対して、萃香は予想外に柔らかな態度で、賛辞を贈ってきた。
しかし松山の胸中は、それを素直に受け取れない。
この試合で何本も、一対一の場面でゴールを逃してきたのだから、気持ちに喜びが入り込む余地がまだ少なかった。

松山「ああ。だが……まだ追いついたわけじゃない、から」

今のスカイドライブも決まりはしたが、ポストに当たった跳ね返り方次第でゴールにはならなかった。
自戒もあり、この試合を引っくり返すと断言している松山は、気持ちを引き締めなおす為かわすように応えた。
言葉の裏の真剣さを感じ取り、萃香も笑顔を引っ込めて、次の勝負への意欲と戦意とを見せて首肯する。

萃香「そうだね。まだまだ私がリードしてるんだ。個人としてもチームとしても。
　　　一点取った程度で喜んで……集中の糸を切れないよね。
　　　さぁ、次の勝負待ってるよ。でも次は……生半可なシュートじゃ、鎧袖一触蹴散らすからね！」

両手を打ち鳴らして、今度はふてぶてしい笑みをする。
萃香の言葉に松山は、背中を見せて、小さく頷いて、肩近くで飛行してるシャンハイに、ある指示を出した。

シャンハイ「疲労回復のお薬ですね。これから取ってきても、服用はボールがライン外に出されないと無理ですが」
松山「ああ、それでいいよ。頼むな。
　　 (まだスカイドライブは撃てる……だが、疲労回復の薬の効果如何でより強く撃てるかもしれないしな)」

これからの体力配分はより慎重に行わないといけない。
勇儀がもし勝負を挑んできても、素通しすることまで視野に入れる必要もあるだろう。

松山「守備はみんなの頑張りに期待をかけるべきかな。
　　　 ……シャンハイは行ったか。そういえば勇儀さんは……？」

前次写

0ch BBS 2007-01-24