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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[416]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/01(木) 00:44:43 ID:???

吹きだした萃香の笑い声に、松山も気恥ずかしさを感じながらも、少しの間だが一緒に笑い合い……。
やがて……ひとしきり満足するまで笑い続けた萃香が、表情を変えた。

萃香「さて、後に回すのは面倒だし。
    この後に色々と……光に用事があって待ってる連中が端々にいそうだし」
松山「……?」

そう言った時の萃香の視線が、意味ありげにスタジアム観客席の数点から実況席に向けられるのを松山は不思議がる。
それからきびきびとした動作で、改めて松山の方を向いた萃香は、以前の答えを口にした。
地底出発直前……博麗神社で受けた松山の勧誘の申し出の答え。
その時はお茶を濁し、この試合如何で判断しようとのことだったが……。

萃香「それで光を地底まで連れてきて、この試合をやったが、スコアは引き分けだった。
    私と光の勝負も……大目に見て、いいかい誇りある鬼の私が百歩譲ってだから! 引き分けにしておく!
    結果的に……光は負けはしなかったが勝ちもしなかった。そうだね?」

松山が頷いた。
もうすぐ萃香が……幻想郷でも最高レベルのGKが力を貸してくれるかどうかが分かる。
緊張に松山の舌が乾いた。その所為か……萃香の顔にも、緊張の色が滲んでる様に見えた。

萃香「だから。私がトラウム・アドラーズに入るのに――光に一つ約束をしてもらう」
松山「約束……? (筋は通ってるが、萃香さんと約束……していいのか?)」



0ch BBS 2007-01-24