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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[521]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/04(日) 21:40:21 ID:???

F守りのルビー


厄神の鍵山雛と予期せぬ再会に、落ち着いたつもりでもまだ上手く脳が働いてなかったのかここでようやく気がついた。
いつからなのか、恐らくは雛の周囲の黒紫色の靄に接近した時からだろう。 シャツの下に赤い光が生まれていた。

松山「(これ……そ、そうか! ピルロから貰ったルビーを付けたままだったんだ!
   地底の有害なガスや妖気対策で、肌身離さず身につけるよう心がけてたが……もしかすると、これのおかげで)」

久しぶりに会った雛の抱える厄の影響を、ルビーが届かぬよう弾いてくれてると松山は理解した。
時間制限はあると知ってるが、灼熱地獄の時みたいな全身包み込む光量でもないので時間的余裕も多いと判断できた。

松山「(しかし思えば……ルビーや法衣があるといえ、地底の深奥、怨霊が蔓延る灼熱地獄からよく生還できたな……)」

さとりが同伴してたことで、怨霊が寄り付かなかったこと。
注意すべきペット達のジェラシーストームも、ソックスに飛びついたヒー君以外とは遭遇しなかった。
松山は、こうやって五体満足、普通の健常な人間のままで、サッカー選手として戦いの場に戻れた幸運を噛み締めた。

雛「あの? 松山さん、どうしたんですぼんやりして……それに、その宝石のペンダントは?」
松山「いやごめん。何でもないんだ。それより鍵山さん、このルビーについてなんだが……」

松山は、これまで自ら危険な場所を訪れたことで判明した、守りのルビーの効果……その範囲を雛に説明した。
雛の瞳が驚きに染まるのを見ながら……つまり理解はしてくれたと見て、松山はここで更に畳み掛けるべきか考えた。

松山「(よし……これで鍵山さんの懸念も解消されたと見ていいか? なら、ここですべきは……)」



0ch BBS 2007-01-24