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【火の鳥と荒鷲と】キャプテン松山24【地獄の鴉】


[618]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2010/07/09(金) 23:52:18 ID:???

紫「どう? 聞きたくないかしら?」
シャンハイ「……ちょっと聞きたいかも」
霊夢「さっさと話しなさいよ」
紫「満場一致ね。よかったわ」
松山「何ィ!?」

慌てたあまりに、松山は紫の肩を掴むように手を伸ばすが、それを華麗に回避し紫はいやいやと体をくねらせおどける。

紫「いやぁんそんな怖い顔しなくても……。
  ふふ安心してちょうだい。松山君の過去の痛みに触れるわけじゃありませんから。
  もっとも……そちらはある程度解決したのかしら、ね?」

その時の紫の微笑みはあまりに綺麗で、不意打ちを受けた様に松山が停止。 
引き止める間もなく、距離を離され……紫は出だしからこう喋りだした。

紫「北海道・雪国のふらの中学サッカー部……。
  グラウンドは雪で覆われ、練習もままならない。
  部員全員で雪かきに明け暮れ、一日を過ごし……翌日どころか午後にはまた降り積もる。その繰り返し。
  頭を下げて体育館を借りても他の部活と共用でしかなく、他校の練習量に追いつくには血の滲む努力が必要ね?」

それはまるで苦闘する姿を、実際その目で見てきたかの様に実感の篭もる口調で……。
サッカーを続けるには過酷な環境下に置かれ続けた松山が過去を呼び起こされて、知らず下唇を噛む中で、紫は続けた。



0ch BBS 2007-01-24